誰かに頼まれるわけでもなく、何かを作ったり書いたり、歌ったりする人たちがいます。
おそらく、太古の昔からそれは続いていて、
そんな人たちの営みが降り積もっている場所があるような気がしています。
ある刺繍師 An embroider》 
2020 板にテンペラ tempera on a board 910×600mm


《最後の樹 Last tree》 
2015 板にテンペラ tempera on a board 910×1500mm

《冬の種まき Winter seeding》 
2017 板にテンペラ tempera on a board 410×318mm
額縁制作 「ぶち木工」

以前スタジオの近くで制作をなさっていた「ぶち木工」さんに額縁を依頼しました。
額縁が先に出来上がり、石膏地の白い板を一年近く入れてありました。
ぶちさんの額は市販のものよりもずっと重く頑丈なものでした。
白い板がまるでタネが殻に守られているようでした。
この絵はそんなイメージからできあがりました。
どんなときも、自分の知らないうちに芽は生まれていて、
立ち直る頃には少し育っている、そんな気がしています。

《ロマネスクⅠ RomanesqueⅠ》 
2018 板にテンペラ tempera on a board 333×242mm
Back to Top